Ethereum Devs、 'Istanbul'ハードフォークの最初のコード変更を承認
2つのEthereum Improvement Proposal（EIP）がethereumの次のメジャーアップグレードであるイスタンブールに含まれることが承認されました。
暫定的に10月にethereum mainnetでアクティブにすることを目標としているイスタンブールのアップグレードのために公式に承認されるべきこれらは最初の2つのコード変更です。
今日の隔週電話で 、開発者たちはイスタンブールの30近くのEIPのうちどれが承認され、後のシステム全体のアップグレードでは拒否されるか遅れるかを話し合いました。
EIPの大多数はまださらなる議論を必要としますが、2つは現在正式に承認されています。
EIP 2024およびEIP 1702
EIP 2024 – あるいは、いくつかの文書ではEIP 131 – は、新しい仮想マシンに新しいプリコンパイルを追加します。プリコンパイルは通常、固定料金または「ガス代」で展開される、ethereumブロックチェーンに対する高価な操作です。
EIP 2024では、「Blake 2」と呼ばれる新しいハッシュ関数のプリコンパイルが導入されています。この関数は、SHA-3などの他の従来のハッシュ関数よりもブロックチェーンデータの検証および認証が高速です。
Blake2のさまざまな要素が、現在、プライバシーコインzcashやドメイン名プラットフォームHandshakeなどの他の暗号通貨プロジェクトで使用されています。 EIP 2024では、「Blake2B」と呼ばれるBlake2のバージョン用のプリコンパイルが導入されました。
EIP 2024の3人の作家の一人であるJames Hancockは、次のように述べています。「Blake2Bは、ethereumメインネットワークでzcashと相互運用できることを意味します。」
一方、Parity Technologiesの開発者Wei Tangによって書かれたEIP 1702は、よりスムーズなスマート契約のアップグレード性を目指しています。
現在、ethereumブロックチェーン上で実行される分散アプリケーション（dapp）は、スマートコントラクトと呼ばれる実質的に不変の自己実行コードに基づいています。
これらのスマートコントラクトは、開発者によって作成された何千ものdappを展開するエンジンとして機能する、ブロックチェーンネットワークの中心であると言われるethereum仮想マシンを通してコンパイルされ実行されます。
現在のethereum仮想マシンは、長期的にはWebAssemblyコードにアップグレードされることが期待されています。これにより、開発者はプログラミング言語とパフォーマンスに関して柔軟性が増します。
EIP 1702では、ethereum仮想マシンのアップグレードやネットワークへの新しい仮想マシンの導入がより簡単になるように、「アカウントのバージョン管理」と呼ばれるハードフォーク用の新しい方法を導入することを提案しています。
アカウントのバージョン管理を許可することで、異なる時期に作成された契約に対して異なる仮想マシンを実行できます。これにより、既存の契約が期待どおりに機能するようにしながら、最新の機能を実装することができます。」
暗号分析サイトのState of the DAppsによると、Ethereumは現在、時価総額で世界第2位のブロックチェーンであり、1日に20,000人以上のアクティブユーザーを抱えている。
ShutterstockによるEthereumイメージ